この場所についてPLACE

木々に囲まれた山の中。
そこへポツリとたたずむ、私設図書館とお宿です。
風の音や、虫の声、野鳥たちの鳴き声が静かに響く場所。
立ち寄って気軽に楽しむことも、宿泊してゆっくり滞在することもできます。

歩いて、嗅いで、眺めて、触れて、耳を澄まして。
この場所の楽しさは、自分の手を動かすこと、開かれていく五感に身を任せること。
山の中は一日も同じではなくて、毎日がくるくると、だけど静かに変わってゆくもの。
いま、この瞬間にある美しさを分かち合えますように。
どんな場所なのか、ほんの少しご紹介いたします。

森の散策

草地家の周りには森が広がっています。 季節によって姿を変えてゆく植物たちや、さまざまな昆虫たちを観察することもできます。 「島の森づくり」の活動日もあり、植物史研究科や美術家とともに散策を行っています。

《「島の森づくり」とは?》

2020年6月より、美術家 南野佳英氏の声かけにより始まった、淡路島で島の樹を知り、手を加え、循環させていくプロジェクト。講師は、生嶋史郎氏(植物史研究家、環境省自然公園指導員)。

エネルギー

自分たちができる範囲で無理ないかたちで持続可能なエネルギーを選んでいくことを大切にしています。
草地家周辺の森や淡路島内で伐採した木を薪ストーブに。施設内の電力は再生可能エネルギー100%の電力会社を選択。
将来的には電力も自家発電を目指して。小さなことを少しずつ広げていく。

なや図書館

オープンデイを設けて私設図書館を開いています。
人文系の書籍を中心に、絵本や児童書も少しあります。
書籍は館内でご覧いただけるほか、貸し出しも可能です。
また宿泊時にはお部屋にお持ちになってご覧いただいても構いません。その際、チェックアウト時には図書館にご返却ください。
また、小規模ですが書籍と物販のスペースもあります。

冬は薪ストーブをつけているので、安心する暖かさ。
揺らぐ炎を眺めつつ、ゆったり読書もおすすめです。

生き物たちいろいろ

猫2匹、ヤギ2頭、烏骨鶏たち、魚たちがいます。

茶トラの「もえ」は、山道で捨てられ彷徨っていたところを草地家に辿り着き、うちの子に。最初は遠目から伺っていたものの、焼き魚をお裾分けした途端にぐいぐいアピールしてきたしっかりもの。
病気で一度は体重が半分になってしまったけれど、すっかり回復。
狩りの成果を見せつけてくれるまでになりました。食いしん坊。

黒猫の「くろ」は、野良猫が納屋で産んだ子。好奇心が旺盛すぎ、首にヒモが絡まっているところを救助。人間の匂いがついてしまったこともあり、うちの子に。マイペースな性格。

白いヤギは「ひよこ」、茶色っぽいのは「パウパトロール」。
近所でたくさんヤギを飼っていたおじいちゃんから譲ってもらいました。
山の草を食べてのんびりと暮らしています。

烏骨鶏のみなさんは、ヨモギと虫が好き。気ままに暮らしています。人間は苦手。

やわらかな光で目覚める朝。
外からは鳥の声、ヤギのメーメーと呼ぶ声、山の香り。
朝の空気を吸い込んで楽しむごはんは、1日の始まりをどこか特別なものにしてくれます。
キッチンは自由に使っていただけるので、直売所やパン屋さんに寄ってくるのがおすすめです。
リベイクしたパンと淹れたてのコーヒー、あるいは炊き立てのお米とお味噌汁もいいですね。
外の椅子とテーブルもご自由にご利用くださいね。

庭先

焚き火を眺めたり、コーヒーを飲んでぼーっとしたり。
散策で拾った小枝をくべたり、マシュマロを炙ったりするのも良いですね。
焚き火レンタル詳細

また、お絵描きや水遊び、花火をすることもできます。

よく晴れた日に見える一面の星空は圧巻。
暮らし始めて何年か経つけれど、こんなにたくさんの星があったのかと驚くこともしばしばです。
飛行機が前方を照らす灯りが見えることもありますよ。