かきものCOLUMN

8月3日は「はちみつの日」

  • 2019.08.03
  • by Yoko

8月3日といえば、はちみつの日。
みつばちの日(3月8日)があれば、はちみつの日もあるのです。

ところでみなさん、「はちみつ」がどうやって作られるか知っていますか?
ミツバチが花の蜜を集めて、はちみつができる。ここまではいいですね。
では、花の蜜=はちみつ?
小学校の帰り道、サルビアやツツジの花をチュッと吸って帰ったことがある人も多いのではないかと思うのですが、花の蜜ってそんなに甘くないんです。
すごく薄っすらとしたほのかな甘み。
つまり、そのままの花の蜜ではないんです。

みつばちたちは、花の蜜を吸って巣に持ち帰り、仲間のみつばちに口移しで蜜を渡します。そして貯蔵するまでに何度か仲間のみつばちに口移しで渡されて、みつばちが持っている酵素と混ざり合い、巣房に貯蔵されて、みつばちの羽ばたきによって水分が減り、熟成されて蜂蜜になるのです。

こうしてみつばちの酵素と羽ばたきによって作られるのが蜂蜜。
美味しいはちみつの先に、小さなみつばちたちの姿を想像すると、いつものはちみつも一層深い楽しみ方ができそう。
今日はそんな姿に思いを馳せてペロッと食べてみてはいかがでしょう。

参考文献
フォーガス・チャドウィック、2017、『ミツバチの教科書』、株式会社エクスナレッジ

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