かきものCOLUMN

パスカルさんからの贈り物

  • 2020.03.13
  • by Yoko

国際郵便、その響きでワクワクしてしまうのは単純かもしれない。
でも、とても嬉しかったのです。

昨年の秋に私たちの宿を5日間ゆっくり楽しんでくださったフランス人のご夫婦がいました。
そんなお二人が「赤ちゃんは生まれましたか?」と連絡をくださった年明け。
写真とともに、「すっかり夢中です」とお返事のメールを出しました。

しばらくして届いた小包には、「これを贈りたかったの」と、お便り(折り紙の鳥たちがなんだかフランスらしい色合いで素敵)と可愛らしい服。
日本語で書いてくれた文面は、私たちの友情に、と締められていました。
染み渡るように嬉しい贈り物。

人が行き交う場を開いていると、色々な出会いがあります。
こうしてやり取りが行き来する場合もあれば、この場にいるその時だけの限定的なものもあったり。もちろん、場を共有していてもサラリと通り過ぎることも。
どれも面白いけれど、こういうのはひときわ嬉しくて、そわそわしちゃう。
じんわり身体があたたまる。ときどきこういう出会いがあるんです。
いつも全部を書いたり出来ないんだけど。
嬉しそうに楽しそうに帰っていくゲストさんたちを見送ると、心がぽかぽかする。
私たちの開いている場所が誰にとっても気持ちいいとか、おもてなしがすごくいいとか、そういうことではないと思うのだけど、喜んでもらえることも度々あって。また次の出会いが楽しみになる。
今回は嬉しくて書きたくなったので書いちゃいました。

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